ススキ

 イネ科ススキ属の多年草(学名:Miscanthus sinensis)

 全国に分布する大型の草本で、草丈は2mほどにもなる。別名カヤ、オバナ。口丹波では全域に自生するが、豪雪地帯で茅葺屋根の民家が多い地域では、河川の河原などを利用して栽培もされている。そういった地域でススキが多く植えられている場所は茅場と呼ばれている。秋の七草の1つ(尾花)。
 線形の葉は80cmほどにものびて、表側の中軸は白くてよく目立つ。質的には硬い葉で、縁には細かく鋭い鋸歯があり、うかつに触ると鋭利な刃物で切ったような深い傷を負うことがある。しかしこの葉はキリギリスにとっては好物のようで、よく食べられている場面に出くわすことがある。葉には長い葉鞘がある。夏頃から花穂を出して小穂を多数つける。


 花期は8月-10月頃。


斑入りススキ 斑入りススキ
斑入り品種   2013年7月  南丹市 斑入り品種   2013年7月  南丹市
斑入りススキ ススキ
斑入り品種   2013年7月  南丹市 2012年11月  右京区京北
ススキ ススキ
2012年9月  右京区京北 2012年9月  右京区京北
茅場 ススキ
茅場から見た茅葺住宅群   2010年12月  南丹市 2010年10月  南丹市
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system