スミレサイシン

 スミレ科スミレ属の多年草(学名:Viola vaginata)

 無茎種のスミレの仲間。北海道から本州の主に日本海側に自生していて、北陸から山陰地方にかけての日本海側には、品種のサンインスミレサイシンもあるという。京都府自然環境目録のスミレの項にはスミレサイシンのみ記載されているので、サンインスミレサイシンの特徴を持ったものもこのページに入っているかも知れない。
 本種は日本固有種で、山地の薄暗く湿った場所に生え、太い主根を地下の浅いところに横向きに這わし、そこからヒゲ根を下向きに下ろしていることが多い。葉は大きく、先が尖った心形をし、縁は波打つような鋸歯をしている。スミレの仲間では開花が早い方で、口丹波では5月に入ると花は終わっている。花の後の距は太くて短い。


 花期は4月上旬-下旬頃。


スミレサイシン スミレサイシン
2015年4月  南丹市 果実  2014年11月  京丹波町
スミレサイシン スミレサイシン
2014年5月  南丹市 2014年4月  南丹市
スミレサイシン スミレサイシン
2013年4月  南丹市 2013年4月  南丹市
スミレサイシン スミレサイシン
2013年4月  南丹市 2013年4月  南丹市
スミレサイシン スミレサイシン
2013年4月  南丹市 2013年4月  南丹市
スミレサイシン(動画)
2024年3月、4月 福井県
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system