スギナ

 トクサ科トクサ属の多年草

 夏緑性のシダ植物。全国に分布し、口丹波地域では全域で普通に見られる。地下茎で増え群生する。地上の茎は2形あり、最初に胞子茎が現れる。胞子茎はいわゆるツクシのことで、直立して高さ5~20cmほどになり、先端に胞子嚢穂をつける。栄養茎は緑色をして、ハカマと呼ばれる葉鞘(退化した葉)の下部に枝を多数輪生する。ツクシは春の山菜として利用されるが、駆除の難しい雑草として嫌われることが多い。
 変異個体にミモチスギナ、オクエゾスギナがある。



スギナ スギナ
群生するスギナ  2015年4月  京丹波町 各節に細い枝が輪生する  2015年4月  京丹波町
スギナ スギナ
若い栄養茎  2015年4月  京丹波町 ツクシ(胞子嚢茎)  2015年4月  京丹波町
スギナ スギナ
ツクシは胞子を放出すると枯れる  2015年4月  京丹波町 早春に芽生える  2015年3月  南丹市
スギナ スギナ
ツクシと若い栄養茎  2014年4月  京丹波町 霜が降りる頃に地上部は枯れる  2012年12月  南丹市
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