ス ギ
ヒノキ科スギ属の常緑高木(学名:Cryptomeria japonica) 日本固有の針葉樹。本州、四国、九州に分布し、ほぼ全国で植林されている主要な建築用材。樹高は50mにも達し、口丹波地域の千妻にある朝倉神社境内の大杉は胸高幹周が9mもある。樹皮は赤褐色で縦に長く裂ける。枝は年月を経て太く長くなるとやや下垂する。葉は長さ約10mmの針形で先端は鋭く尖り、握ると痛い。葉の基部は枝に流れる。雌雄異株。雄花は黄色で枝先に多数つく。飛散する花粉はアレルギーを起こすことで有名。雌花は緑色で枝先に1個つく。果実は直径20mmほどの球果。 京都北山以北には変種のアシウスギ(var.radicans Nakai)が自生し、アシウスギ(芦生杉)はウラスギとも呼ばれ、日本海側の豪雪地帯に適応したスギで、下枝の末梢が長く下垂する性質があり、すべて伏条更新するのが特徴。普通のスギ(オモテスギ)は実生更新する。 花期は2-4月頃。 |
樹形 2016年10月 南丹市 | 樹皮 2016年8月 右京区京北 |
雌花 2017年3月 亀岡市 | 雄花 2013年2月 南丹市 |
果実 2012年12月 南丹市 | 実生 2012年3月 南丹市 |
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