シソクサ
オオバコ科シソクサ属の1年草(学名:Limnophila chinensis subsp. aromatica) 本州、四国、九州に分布。主に湿田に生える小さな草本。京都府絶滅危惧種で、口丹波地域においても自生地は限られ非常に少ない。シソに似た香りがするところからこの名がついた。茎に稜は無く断面は円形で、下部はやや横に這い、数個の枝を出す。草丈は10~25cmほど。口丹波地域で見るものは15cm以下が殆ど。葉は対生で、3輪生することもある。葉は長卵形で無毛。縁には鋸歯があり、基部に柄は無くやや茎を抱く。葉には腺点がある。花は葉腋につき、7~15mm程度の花柄のある唇形花で、色は白色。花冠の直径は約10mm。下唇は深く3裂し、上唇は浅く2裂している。雄しべは4個で、そのうち2個は短い。萼の基部に小さな苞がつく。果実は蒴果。 花期は9-10頃。(口丹波地域では稲刈り後の湿田で開花している) |
茎の下部で分枝している 2016年10月 京丹波町 | 葉には鋸歯がある 2016年10月 京丹波町 |
上唇は画像では下側になっている 2016年10月 京丹波町 | 花は白色 2016年10月 京丹波町 |
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