シコクママコナ

 ハマウツボ科ママコナ属の1年草

 ママコナは漢字では飯子菜と書き継子菜ではない。頭にシコク(四国)とつくが近畿地方にも多いそうだ。東海以西の本州から、四国、九州と結構分布域は広い。ミヤマママコナの変種と言われている。
 母種のミヤマママコナとは苞を見比べて、下部に鋭く尖った歯牙がある方がシコクママコナで、下の写真では見辛いがすべて苞に歯牙が見られた。ミヤマママコナの苞は全縁。
 半寄生植物で大きく育つには他の植物からも栄養をもらわないといけないようだ。口丹波の山では草丈が20~40cm程度のものが多い。少し深い山に入らないと出会えない野草だが、林道の法面や崖などの斜面を好むようで、花の時期なら簡単に見つけることができる。山でこの花に出会うとちょっと嬉しくなる。


 花期は8月-10月頃。


シコクママコナ シコクママコナ
花冠内側の下唇側に黄色い2条の隆起がある  2010年9月  右京区京北 2010年9月  右京区京北
シコクママコナ シコクママコナ
花は筒状で 花冠の先は唇形に裂けている  2011年9月  右京区京北 葉の裏面  2012年10月  右京区京北
シコクママコナ シコクママコナ
2012年10月  南丹市 2012年10月  南丹市
シコクママコナ(動画)
2017年9月  南丹市
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