センダン

 センダン科センダン属の落葉高木(学名:Melia azedarach var. subtripinnata)

 国内では四国、九州・沖縄の海に近い場所に自生するとされているが、本州でも野生状態のものが多く生育し、「京都府自然環境目録」でも「逸出」または「国内外来種」といった表記は無い。近隣では道端などにやや普通に生育している。樹高5~10mほど。樹皮は赤褐色で、成木では縦に粗く割れる。葉は互生し、2~3回奇数羽状複葉。長さは30~80㎝ほどある。小葉は卵状楕円形で先端は尖り、縁は鈍い鋸歯縁。花は淡紫色で直径2㎝ほど。花序に多数つき美しい。雄しべは10個あり、すべての花糸が合着し筒状になっている。果実は楕円形の核果。秋から冬にかけて黄色く熟し、落ちずに越冬することも多い。


 花期は5-6月頃。


センダン センダンの花
花期のセンダン  2020年5月 亀岡市 花は5弁花  2020年5月 亀岡市
センダンの若葉 センダンの果実
花と新葉  2020年1月 亀岡市 熟した果実  2020年1月 南丹市
センダンの果実 センダンの熟した果実
越冬した前年の果実  2018年1月 南丹市 黄色く熟す  2018年1月 南丹市
センダンの葉 センダンの樹皮
葉は2~3回羽状複葉  2017年7月 南丹市 成木の樹皮  2017年7月 南丹市
センダンの若い果実 センダン
若い果実  2017年7月 南丹市 果実は楕円形  2017年7月 南丹市
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)





inserted by FC2 system