センボンヤリ

 キク科センボンヤリ属の多年草(学名:Leibnitzia anandria)

 北海道、本州、四国、九州に分布し、口丹波では日当たりの良い山麓の斜面などに生えるが、自生地は少ないと思われる。春と秋に異なる花をつけ、春は高さ10cmほどの花茎に直径2cm足らずの小さな頭花をつける。頭花は表側が白色で、裏側は紫色を帯び、そのためムラサキタンポポという別名を持つ。秋の花は閉鎖花で、花茎は30~60cmにものび、その姿を長い槍に見立ててセンボンヤリとなった。おそらく自生地では群生していることが多かったのではなかろうか? 閉鎖花で自家受粉し、長い冠毛が多数ついた痩(そう)果を結ぶ。葉は根生葉で、秋の葉は10~15cmほどあり、羽状に中裂する。



 花期は4月-5月頃(春)  10-11月頃(秋)。


センボンヤリ センボンヤリ
2014年4月  南丹市 春の花  2014年4月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
2014年4月  南丹市 春の葉  2014年4月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
舌状花の裏側は紅紫色を帯びる  2014年4月  南丹市 春のツボミ  2014年4月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
秋の閉鎖花   2013年10月  南丹市 秋の閉鎖花   2013年10月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
2013年10月  南丹市 2013年10月  南丹市
センボンヤリ センボンヤリ
2013年10月  南丹市 葉の裏   2013年10月  南丹市
センボンヤリ(動画)
2017年10月 京丹波町 及び 2018年4月 南丹市
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