センボンギク

 キク科シオン属の多年草(学名:Aster microcephalus var.microcephalus)

 本州~九州に分布するノコンギクの河川の岩場に生育するタイプのもので、「渓流沿い植物」と呼ばれるものの1つ。増水すれば完全に冠水してしまうような河川の岩場に根を下ろし、葉の幅が狭く線形なのが特徴で、花の色は淡青紫色から白色のものも多い。茎や葉の質、頭花や総苞などはノコンギクと変わらない。口丹波地域では大きな河川で巨大な岩が露出しているような場所に生育している。

 画像のセンボンギクは綾部市で撮影したが、南丹市でも自生を確認している。

 花期は8月-11月頃。


センボンギク センボンギク
渓流沿いの岩場の隙間に生えていた  2019年10月  綾部市 地下茎で殖え 上部でよく分枝する  2019年10月  綾部市
センボンギクの総苞 センボンギクの冠毛
総苞片は4裂でノコンギクと同じ  2019年10月  綾部市 長い冠毛がある  2019年10月  綾部市
センボンギクの葉 センボンギクの葉
葉の表面  2019年10月  綾部市 葉の裏面  2019年10月  綾部市
センボンギク(動画)
2019年10月 (綾部市)
 ユーチューブのアカウントをお持ちの方へ
再生中の動画の右下隅に出ている小さな「ネコ」の画像をクリックするとyatagarasuチャンネルのチャンネル登録ができます。チャンネル登録していただけると大変励みになります。
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system