セイタカアワダチソウ

 キク科アキノキリンソウ属の多年草(学名:Solidago altissima)

 本州以南から、近年は北海道にまで侵出していると言われる外来植物の代名詞のような草本で、どこでも悪者扱いをされている。例えば花粉にアレルギー物質が含まれていないのに、本種はある種の花粉症の原因と信じている人が多い。
 北米原産で明治時代に渡ってきたと言われている。花期は秋だが雪のチラつく冬になっても、まだ咲いているものもいる。
 自宅近くで本種が一時期に較べて減ってきたなと思ったら、新しく圃場整備でできた田んぼや畦、また新設された道路の法面などでは真っ先に現れて大繁殖する。生育環境にはかなりの幅を持った強い草で、競合する他の草をやっつけるアレロパシーと呼ばれる物質を根から出す。しかし限られた場所で本種一色になった場合は、自ら出す物質によって仲間を攻撃することになり衰退していく。そのため口丹波では、多くの場所でススキなどの在来植物が失地回復に成功している。

 花期は10月-11月頃。


セイタカアワダチソウ セイタカアワダチソウ
2012年10月  京丹波町 2012年10月  京丹波町
セイタカアワダチソウ
2012年10月京丹波町
セイタカアワダチソウ セイタカアワダチソウ
2012年9月  右京区京北 2012年9月  右京区京北
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