サワグルミ

 クルミ科サワグルミ属の落葉高木(学名:Pterocarya rhoifolia)

 全国に分布。口丹波地域では山地の谷筋で見られる。樹高は30mほどになり、樹皮は暗灰色で表面に裂け目が入る。葉は互生し倒卵形の奇数羽状複葉。小葉は基部につくものより先につくものの方が大きい。葉の長さは20~35cmで、小葉は長さ5~10cm。先端は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。小葉の裏面の脈には短毛が密に生え、油点が散在する。雌雄同株、雌雄異花で、新枝の先に雌花序が吊り下がり、枝の基部から雄花序が下垂する。果実は堅果で長さは8mmほど。両側に大きな翼がある。


 花期は4-6月頃。



サワグルミ サワグルミ
樹皮  2016年8月  南丹市 葉  2016年8月  南丹市
サワグルミ サワグルミ
葉は互生する  2016年8月  南丹市 葉の表面 細かな鋸歯がある  2016年8月  南丹市
サワグルミ サワグルミ
葉の裏面 脈に沿って短毛が生える  2016年8月  南丹市 枝と葉柄  2016年8月  南丹市
サワグルミ サワグルミ
枝先の芽  2016年8月  南丹市 若い果実 翼はゾウの耳のようだ  2016年8月  南丹市
サワグルミ サワグルミ
熟した果実  2016年8月  南丹市 細長い紐状に下垂する果実  2016年6月  南丹市
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