ササユリ

 ユリ科ユリ属の多年草(学名:Lilium japonicum)

 中部地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の山麓から山腹にかけて多い。地下に鱗茎があり、茎は直立して100cmほどになる。葉は互生し、披針形で鋭頭。中には鎌状に湾曲した葉をつけるものもある。葉は両面無毛。花は茎頂に1~数個が横向きにつく。花は漏斗状鐘形で、長さは10~15cmほど。色は淡紅色または白色で、雄しべは6個。芳香がある。
 本種は生長がゆっくりしていて、種子から開花に至るまでに何年も要する。親株の根元近くで多くの実生苗が見つかることがあり、それらすべてが無事に生育するとは思えない。多くが生長していたら群落を形成していてもおかしくないが、群生するササユリはまだ見たことが無い。


 花期は6月-7月頃。


ササユリ ササユリ
若いササユリは根生葉だけ出し 地上茎は無い  2011年5月  南丹市 2011年5月  南丹市
ササユリ ササユリ
ツボミ  2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
ササユリ ササユリ
2011年6月  南丹市 2011年6月  南丹市
ササユリ ササユリ
葉は鎌状に湾曲したものもある  2012年5月  南丹市 葉はササの葉に似た披針形  2012年6月  右京区京北
ササユリ(動画)
2018年8月  南丹市 ・ 2019年5月 京丹波町・ 同6月 右京区京北
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