サンインクワガタ

 オオバコ科クワガタソウ属の多年草(学名:Veronica muratae)

 近畿以西の本州の、主に日本海側の渓流畔などの日陰で湿った場所に自生している小さな草本。口丹波は分布の東限に近い。草丈は精々10cmほどで、茎は赤紫色で毛が生えている。毛は茎の上部ほど密に生えるようだ。葉は対生し、柄を持つ卵形で、茎上部の葉ほど大きく、鋸歯になっている。葉柄と葉の裏にも毛が生えている。また葉の裏が薄らと紫色を帯びるものもある。花は茎の先に花序を出して1~数個つく。花の色は白色で、直径は5mmかそれ以下と小さい。しかし覗き込んでよく見ると淡紅紫色の斑が見える。花後にできる果実は薄く、折り紙で折った兜のような形をしている。


 花期は5月-6月頃。


サンインクワガタ サンインクワガタ
2013年5月  京丹波町 2013年5月  京丹波町
サンインクワガタ サンインクワガタ
2013年5月  京丹波町 2013年5月  京丹波町
サンインクワガタ サンインクワガタ
2013年5月  京丹波町 2013年5月  京丹波町
サンインクワガタ サンインクワガタ
2013年5月  京丹波町 2013年5月  京丹波町
サンインクワガタ(動画)
2019年5月  南丹市
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