サジラン

 ウラボシ科サジラン属の多年草

 常緑のシダ植物。東北地方以南の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では深山の沢沿いの岩壁や樹幹に生育しているが、見る機会は少ない。根茎は長く這い、柄のある倒披針形の単葉を垂らすように多く出す。葉柄は基部が黒褐色で上にいくほど緑色となる。葉身は鋭尖頭で縁は全縁。光沢のある緑色~深緑色をして革質。中肋は表面で隆起する。ソーラスは線形で葉身の上部で傾いてつく。よく似たヒメサジランは凡そ葉身の長さが5cmほどと小さい。またイワヤナギシダは葉柄の基部がサジランのように黒褐色にならないと図鑑などには出ている。イワヤナギシダは京都府RDBでは絶滅寸前種で口丹波地域に自生しているかは不明。

 サジランは名前にランとついているが、シダ植物なので花は咲かない。


サジラン サジラン
渓流の護岸壁のコケ中に生えていた  2013年3月  南丹市 2013年3月  南丹市
サジラン サジラン
樹幹で生育するサジラン  2013年1月  南丹市 2013年1月  南丹市
サジラン(動画)
2017年11月  南丹市
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