リョウメンシダ
オシダ科カナワラビ属の多年草 常緑のシダ植物。全国に分布。山地の陰湿な林床などに多い。普通口丹波地域のそうした場所ではシカの食害が激しいのだが、このシダは忌避されているのか多く見られる。ソーラス(胞子嚢)のついていない葉の表裏に、形や色艶の相違がないところから両面羊歯という和名がつけられている。根茎は太く横に這い、葉は混み合って出る。大型のシダで、高さ70~150cmほどになる。葉は3~4回羽状複葉で、裂片は密につく。裂片の辺縁は鋭い鋸歯になっている。ソーラスは中肋と辺縁との中間につく。葉柄下部の鱗片は褐色で密生している。 |
ソーラス 2015年1月 南丹市 | 2014年12月 南丹市 |
葉の表面 2014年12月 南丹市 | 葉先 2014年12月 南丹市 |
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