リョウブ

 リョウブ科リョウブ属の落葉小高木(学名:Clethra barbinervis)

 北海道、本州、四国、九州の丘陵地や山地に生育する。口丹波地域では山間部の林道沿いなどで普通に見ることができる。樹高は5~10mほど。樹皮は茶褐色で滑らか。古くなると薄く剥がれる。葉は互生。枝先に集まってつく。葉身は倒卵形で、縁は細かい鋭鋸歯になる。枝の先に花序を数個出し、白色の小さな花が総状に多数つく。花は花弁5個、雄しべ10個、雌しべは1個で柱頭は3裂する。果実は蒴果。口丹波地域では昭和の初期頃まで、新葉を食べることがよくあった。


 花期は7-8月頃。


リョウブ リョウブ
花序の長さは20cm以上になることもある  2017年7月 南丹市 柱頭の先端は3裂する  2017年7月 南丹市
リョウブ リョウブ
花後 花序は垂れ下がる  2016年8月 右京区京北 若い果実  2016年8月 右京区京北
リョウブ リョウブ
樹皮は滑らか  2016年8月 右京区京北 枝先から数個の花序が出る  2016年7月 南丹市
リョウブ リョウブ
花期には白い花がよく目立つ  2014年7月 南丹市 垂れた枝から横向きにのびる花序  2013年7月 南丹市
リョウブ リョウブ
葉は枝先に集まってつく  2013年7月 南丹市 葉の縁は細かい鋭鋸歯  2013年7月 南丹市
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