オオカナワラビ（カナワラビ）

オシダ科カナワラビ属の多年草 　常緑のシダ植物。関東地方以西の本州、四国、九州に分布し、口丹波地域では山地の沢沿いなどに生育している。根茎は短く這い葉をややまばらに出す。葉は２回羽状複葉で、葉柄を含めると１００cm近くになる。葉柄基部の鱗片は黄褐色で密につく。葉身は光沢のある鮮緑色～濃緑色で、先は頂羽片となる。最下羽片の基部後ろ側（下側）の小羽片は長く伸び、羽状に全裂することも珍しくない。小羽片の縁は、先端が刺状になる鋸歯縁。ソーラス（胞子嚢群）は辺縁の近くにつく。別名はカナワラビ。

山地の沢沿いに生育するオオカナワラビ　　2019年2月　　南丹市	葉は直立し１００cmほどになる　　2019年2月　　南丹市
葉は２回羽状複葉　　2019年2月　　南丹市	葉柄基部に黄褐色の鱗片が密生する　　2019年2月　　南丹市
中軸には線形の鱗片がまばらにつく　　2019年2月　　南丹市	葉の先端は頂羽片となる　　2019年2月　　南丹市
羽片は直線的に出て　鎌状に反らない　　2019年2月　　南丹市	小羽片の縁は先が刺状の鋸歯になる　　2019年2月　　南丹市
下部の羽片にはソーラスがついていなかった　　2019年2月　　南丹市	ソーラスは小羽片の辺縁近くにつく　　2019年2月　　南丹市
オオカナワラビ（動画）
２０２０年３月　　南丹市
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