オオイヌノフグリ

 オオバコ科クワガタソウ属の越年草(学名:Veronica persica)

 ヨーロッパ原産の帰化植物。全国に分布し、口丹波では農地周辺の草地や民家の庭など、平地のいたる所に生えている。茎は地を這いよく枝を分け、先だけが立ち上がる。茎の長さは15~30cmほどで褐色をし、長い毛が生えている。茎の下部の葉は対生して、途中から上部にかけては互生している。葉は卵形で縁は鋸歯になっていて、両面とも毛が生えている。葉腋から1つの柄のある花を出し、早春に花を咲かせる。花冠は約1cmほどで小さいが、群生して咲くので美しく見え、花の少ない早春では、花好きにとって嬉しい植物だ。花は4深裂し4枚の花弁に見える。花の色は鮮やかな青色で中心は白っぽい。花は1日花で、平開して雄しべ2本、雌しべ1本がよく見える。名前のフグリは陰嚢のことで、果実の形がオス犬の陰嚢に似ているところに由来する。

 花期は3月-4月頃。


オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
秋に芽生えたもの   2013年11月  南丹市 2013年11月  南丹市
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
2013年5月  南丹市 萼の基部には毛が生えている   2013年5月  南丹市
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
花柄にも毛が生えている   2013年5月  南丹市 2013年5月  南丹市
 オオイヌノフグリ(動画)
2017年3月 南丹市
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口丹波におけるオオイヌノフグリの花期(ほぼ通年咲いている)
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
1月 南丹市 2月 南丹市 3月 南丹市 4月
オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ オオイヌノフグリ
5月 南丹市 6月 南丹市 7月 8月 右京区京北
オオイヌノフグリ
9月 10月 京丹波町 11月 12月
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