オオチドメ
セリ科チドメグサ属の多年草(学名:Hydrocotyle ramiflora) 全国に分布し、山道や山麓の水田のそばなど、湿潤な日当たりの良い場所から半日陰地で群生するチドメグサの仲間。長くのびる匍匐茎の各節から葉を出し、根を下ろして密生する。長い葉柄は直立し、葉は円形で基部は深い心形に切れ込む。葉の直径は最大で約3cmほどで、縁は鈍角の浅い鋸歯となる。花は夏に咲く。葉柄よりもずっと長い花柄がのびて、その先に淡緑色の小さな花を団子状に多数つけるがまったく目立たない。 幼少の頃、擦り傷をするとチドメグサの葉を傷口に貼れば血が止まると教えられ、何度か試したが効果的だとは思えなかった記憶がある。しかし現在のように傷に貼る手軽なテープがなかった時代、チドメグサは人間のすぐそばにある便利な救急用品だったのだと思う。 花期は6月-9月頃。 |
2013年7月 京丹波町 | 2013年7月 京丹波町 |
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