オオバノヤエムグラ

 アカネ科ヤエムグラ属の多年草(学名:Galium pseudo-asprellum)

 全国に分布。口丹波地域では山地林道脇の草地などに生育している。茎は細い4稜形で、分枝しながらツル状に長くのび、50~100cmほどになる。茎や枝には下向きの小さな刺があり、他の草木にからみつく。葉は4~6個輪生し、倒披針形~楕円形で、先端は尖り、縁や裏面脈上に小さな下向きの刺がある。花序枝につく葉は小さい。枝先や葉腋から花序が出て、目立たない黄緑色の小さな花をまばらにつける。花冠は平開し、直径1mmほどで4裂する。果実は2分果で曲がった毛が密に生えている。


 花期は7-9月頃。



オオバノヤエムグラ オオバノヤエムグラ
垂れ下がった枝から多数の花序が出ていた  2016年9月  右京区京北 茎や枝は4稜形(断面が四角形)  2016年9月  右京区京北
オオバノヤエムグラ オオバノヤエムグラ
花序の葉は小さい  2016年9月  右京区京北 葉の縁や茎・枝には小さな逆刺がある  2016年9月  右京区京北
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長い花柄の先に小さな花がつく  2016年9月  右京区京北 花冠は4裂  2016年9月  右京区京北
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