オオバコ
オオバコ科オオバコ属の多年草(学名:Plantago asiatica) 全国各地の道端や遊園地などで、地面に貼りつくようにして生える雑草。葉はすべて根生葉で長い柄があり広卵形または楕円形で縁は波打っていることが多い。また両面に毛が生えている。葉の基部付近から花茎が数本直立し、花茎の高さは10~20cmほどのものが多く、他の植物と競合するような場所では30cmあるいはそれ以上にのばしているものもある。花茎には小さな白色の花が穂状に多数つき、穂の下の方から咲き始める。 私が子供の時代は、同級生らと本種の花茎を交差させ、互いに引っ張り合う相撲をして遊んだ。茎が切れた方が負けとなる遊びだが、勝つために交差させる部分をしがんで繊維を柔らかくしてから勝負に臨んだのもだ。本種はしがんだぐらいでは簡単に切れない強靭な繊維を持っている。踏みつけに強く、わざと人に踏まれるような場所に生えるのは、競合のない場所で繁栄するためで、強い繊維はそのための武装ということだろう。 花期は4月-9月頃と長い。 |
2013年9月 南丹市 | 2013年9月 南丹市 |
2013年9月 南丹市 | 2013年9月 南丹市 |
葉表 2013年9月 南丹市 | 葉裏 2013年9月 南丹市 |
大河川の岸部 2012年11月 右京区京北 | 湿地にもよく生える 2012年11月 右京区京北 |
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