オオバギボウシ

 キジカクシ科ギボウシ属の多年草(学名:Hosta sieboldii)

 全国に分布し、主に山地の日陰で湿った場所に自生する大型のギボウシ。口丹波では山麓の道路脇などで見られるが、動物による食害に遭い易い場所で探すのは難しい。山菜として食べられるようだが、口丹波ではあまり聞かない。別名トウギボウシ。
 葉は根生葉で長い柄があり、楕円形で基部は心形。基部に近いところの幅は広く、先は尖っている。また葉脈が多く、葉裏の脈上には肉眼では見えないほどの小さな突起が並んでいる。葉柄と葉身とははっきり区別できる。花茎は長いものでは1mほどにものびるようだが、そのような大物とはまだ出会ったことはない。花は総状花序に多数つき、下から順に咲き上がっていく。花の色はごく淡い紫色か殆ど白色で、キヨスミギボウシに似るが、本種の苞は外に向かって反り返っている(開出している)ので区別できる。


 花期は6月-7月頃。


オオバギボウシ オオバギボウシ
2013年7月  右京区京北 2013年7月  右京区京北
オオバギボウシ オオバギボウシ
根元部分  2013年7月  右京区京北 茎が白いのはカイガラムシ  2013年7月  右京区京北
オオバギボウシ オオバギボウシ
苞は開出している  2013年7月  右京区京北 2013年7月  右京区京北
オオバギボウシ オオバギボウシ
2013年6月  右京区京北 2013年6月  右京区京北
オオバギボウシ オオバギボウシ
2013年4月  右京区京北 2013年4月  右京区京北
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