オニユリ
ユリ科ユリ属の多年草(学名:Lilium lancifolium) 全国に分布するユリの仲間で、往古に大陸から渡来した帰化植物とも言われている。口丹波では平地の田の畦や、集落近くの林縁、或いは墓地などで見ることができる。京都府自然環境目録で本種を探すと、帰化植物とはなっていない。また本種は京都府では絶滅種となっていた。実際に自生していると思われるものもすべて、植栽によるものという判断なのだろうか? オニユリは葉の付け根にできるムカゴによって増殖する。まだ若い株では花をつけなくてもムカゴはできる。種子に較べて圧倒的に数は少ないが、生存の確率と、生長の早さでメリットがあるのだろう。しかし近年は主にイノシシによって鱗茎(ユリ根)が食い荒らされ、シカによって茎や葉が引きちぎられるため、害獣防止柵の外側で本種を見かけることはなくなった。人里近くでは今はまだ数も多いが、その内に本当に絶滅してしまうのではないかと心配になる。 京都府には花がそっくりでムカゴをつけないコオニユリも自生している。 花期は7月-8月頃。 |
2011年7月 京丹波町 | 2011年7月 京丹波町 | ||
2011年7月 京丹波町 | 若い株のムカゴ 2011年7月 植栽 | ||
若い株のムカゴ 2011年6月 植栽 | 2011年5月 南丹市 | ||
オニユリ(動画) | |||
2019年8月 南丹市 | |||
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