オニグルミ

 クルミ科クルミ属の落葉高木(学名:Jugrans mandshurica var. sachalinensis)

 全国に分布。口丹波地域では谷筋などの湿った場所に多い。樹皮は縦に割れ目が入り、暗灰色をしている。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は多くて10対ほどで、狭楕円形。葉の裏に星状毛が生える。葉軸や葉柄には褐色の軟毛と腺毛が密生する。雌雄同株。花は展葉と同時に咲き始める。雌花序は枝先に直立して、花は穂状につく。雌花の柱頭は赤く、先端は2裂する。雄花序は前年枝に出て、10~30cmほどの長さで紐状に垂れ下がる。同じ木では雄花が咲き終わる頃から雌花が咲き始める。果実は堅果。3cmほどの卵形で、熟すと中の仁は食べることができる。


 花期は5-6月頃。


オニグルミ オニグルミ
幹  2017年5月 南丹市 雄花序  2017年5月 京丹波町
オニグルミ オニグルミ
雄花は咲き終わると花序ごと落下する  2017年5月 南丹市 雌花序 雄花が終わる頃から咲き始める  2017年5月 南丹市
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展開中の雄花序  2017年5月 京丹波町 葉の展開と同時に花序がつくられる  2017年4月 南丹市
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沢に落ちていた種子  2016年8月 南丹市 若い果実  2014年6月 南丹市
オニグルミ オニグルミ
果実  2010年9月 亀岡市 果実  2010年9月 亀岡市
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