オニバス
スイレン科オニバス属の一年草(学名:Euryale ferox) 亀岡市の平の沢池には、市や地域の住民によって手厚く保護されてオニバスが自生している。冬は多くの水鳥たちが集まる池も、夏は大きなオニバスの葉が水面を埋め尽くしている。 全体に鋭い刺のある大型の浮葉植物。最初に浮かぶ葉は小さな楕円形で、後に円形の葉を出す。葉は大きなものでは直径1~2mにもなる。花は夏に咲き、花色は紫色。この色は地元で「古代紫」と呼ばれている。葉を突き破って水面に出る開放花は殆ど結実しない。多くの花は水中に留まり、閉鎖花のまま結実し種子を生産する。萼片4個、開放花の花弁は多数。冨栄養な環境の溜池などに生育するが、一年草というライフサイクルのため、年によって出現率は大きく変動し、まったく姿を現さない年もある。 京都府レッドデータ・ブックでは絶滅寸前種のカテゴリーに入っている。 花期は7月-8月頃。 |
2009年9月 | 2011年8月 | ||
2012年9月 | 2012年9月 | ||
2012年9月 | 2012年9月 | ||
オニバス(動画) | |||
2018年6月・7月 亀岡市 | |||
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