オカトラノオ

 サクラソウ科オカトラノオ属の多年草(学名:Lysimachia clethroides)

 ほぼ全国の野山に分布するオカトラノオは、口丹波の山地にも広く自生してはいるが、どこでも見られるというほどは多くない。しかし場所によっては小さな山の片側斜面一面を覆い尽くすほど生えていたりする。草丈は40~100cmほどで、日当たりの良い場所のものほど大きく育つように思える。
 夏、茎頂に総状花序がのび、大きなものでは30cmほどにもなる。白い小さな花は花序の下の方から順に咲いて行き、長く花の楽しめる山野草だ。花の色は白色で、群生地で見ると迫力があって美しい。山野草だが切り花にも使えそうだ。
 山野草として趣味で育てても育成の容易な植物で、春に新しい茎がのび、丈が10cmぐらいになったところで茎を半分にカットして、胴吹きさせることで生長後の丈を抑えることができる。地下茎をのばして増える草なので、株分けで容易に増やすことができる。しかし増殖力は極めて強く、庭植えだと増えすぎた時の対処が大変なので、プランターでの栽培をお勧めする。


 花期は6月-7月頃。


オカトラノオ オカトラノオ
2012年7月  京丹波町 2011年7月  京丹波町
オカトラノオ オカトラノオ
2011年7月  右京区京北 2011年7月  右京区京北
オカトラノオ オカトラノオ
2011年7月  右京区京北 2011年7月  右京区京北
オカトラノオ オカトラノオ
2011年7月  右京区京北 2011年7月  右京区京北
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