オヒョウ

 ニレ科ニレ属の落葉高木(学名:Ulmus laciniata)

北海道、本州、四国、九州に分布し、特に北海道に多いと言われ、京都府では涼しい山地の渓流沿いなどに生育しています。樹高25㍍、幹の直径1㍍ほどになるようです。オヒョウ(於瓢)の和名はアイヌ語由来だそうで、別名の「アツシ」もアイヌ語だとのこと。雌雄同株。樹皮は灰褐色で縦に裂け、葉は互生します。長さ1㌢未満の短い葉柄があり、葉身は左右非対称。倒広卵形~長楕円形で上部は3~5裂するものが多く、裂けないものもあります。裂ける葉の裂片の先端は尖り、葉の縁は細かい鋸歯縁です。葉身は長さ7~15㌢、幅5~7㌢ほど。質は薄く、光沢はありません。両面に短毛が生えていて、触るとザラザラします。花は葉の展開前に前年枝の葉腋につき、果実は翼果で6~7月頃に熟します。

花期は4-5月頃。


オヒョウの葉 オヒョウの葉
葉には短い葉柄がある 2023年6月  右京区京北 先が3裂した葉 2023年6月  右京区京北
オヒョウの樹形 オヒョウの樹皮
樹形 2016年8月  右京区京北 樹皮 2016年8月  右京区京北
オヒョウの葉 オヒョウの葉
先が裂けた特徴的な葉 2016年8月  右京区京北 先が尾状に伸びた葉 2016年8月  右京区京北
オヒョウ(動画)
2:53ぐらいからオヒョウの映像   2023年6月 右京区京北
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