オオバノトンボソウ

 ラン科ツレサギソウ属の多年草(学名:Platanthera minor)

  オオバトンボソウともいう。 本州、四国、九州に分布。口丹波では山麓から低山の山頂にかけて、全域に広く分布している。茎は直立し、草丈30~60cmほど。茎には低い翼状の稜がある。成体では茎の下部に大きな葉が2枚つき、上にいくほど葉は小さくなる。葉は互生し、基部は茎を抱く。花はややまばらにつき、下の方から咲き始める。花は緑白色で側萼片2個と唇弁は後方へそり返る。唇弁は肉質で、距はやや太く長さ15mmほど。別名ノヤマトンボ。



 花期は7月頃。


オオバノトンボソウ オオバノトンボソウ
茎は直立する  2015年7月 右京区京北 花序につく花  2016年7月 右京区京北
オオバノトンボソウ オオバノトンボソウ
唇弁は肉質で舌状  2016年7月 右京区京北 側萼片2個は大きくそり返る  2016年7月 右京区京北
オオバノトンボソウ オオバノトンボソウ
大きな葉2枚が茎の下部につく  2016年7月 右京区京北 葉の基部は茎を抱く  2016年5月 京丹波町
オオバノトンボソウ オオバノトンボソウ
茎には明瞭な稜がある  2016年5月 南丹市 新葉  2016年4月 右京区京北
オオバノトンボソウ オオバノトンボソウ
新葉 幼い個体は葉を1枚だけ出す  2016年5月 右京区京北 若い果実  2015年8月 右京区京北
オオバノトンボソウ(動画)
2018年  南丹市
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