オグルマ

 キク科オグルマ属の多年草(学名:Inula britannica subsp. japonica)

 全国に分布。自然度の高い原野や田の畦など湿った場所に生え、口丹波地域では山村の水田付近で僅かに見られる。地下茎がのびて繁殖し、茎は直立して草丈30~50cmほど。上部ではよく分枝する。茎には短毛が生えている。葉は互生し、質は薄く柄は無い。葉の縁には小さな突起状の鋸歯があり、葉の裏面の側脈は隆起しない。夏から秋にかけて茎頂や枝先に1個の頭花をつける。頭花は筒状花のぐるりを舌状花が囲み、直径3~3.5cmで色は黄色。総苞片は狭く先は尖っている。
 京都府では絶滅危惧種にランクされている。


 花期は8-10月頃。


オグルマ オグルマ
根生葉(花茎を出さなかった株)  2015年10月  南丹市 花後  2015年10月  南丹市
オグルマ オグルマ
湿った草地に生えるオグルマ  2015年10月  南丹市 茎や枝先に花を1個つける  2015年10月  南丹市
オグルマ オグルマ
中央は筒状花 周囲に長い舌状花がつく  2015年10月  南丹市 総苞片は幅が狭く先は尖っている  2015年10月  南丹市
オグルマ オグルマ
根生葉は花期には枯れている  2015年10月  南丹市 葉の表面  2015年10月  南丹市
オグルマ オグルマ
葉の裏面側脈は殆ど隆起していない  2015年10月  南丹市 葉の縁に突起状の鋸歯がある  2015年10月  南丹市
オグルマ(動画)
2017年9月  南丹市
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