オガタマノキ

 モクレン科モクレン属の常緑高木(学名:Magnolia compressa)

 関東地方以西の本州、四国、九州に分布する日本固有種。口丹波地域では神社の境内に植栽されているものはあるが、京都府内で自生するものはまだ見つかっていない(?)
 樹高は高いもので30mに達する。樹皮は暗褐色。葉は単葉で互生し、葉身は長楕円形で縁は全縁。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は白っぽい。花は葉の展開と同時に開花して白色。花被片の基部は紅紫色を帯びる。花は葉腋につき、花冠の直径は3cmほど。花被片はふつう12個あり、すべて花弁状。花には芳香がある。果実は袋果が集まった集合果。秋(10月頃)に赤く熟す。


 花期は3月頃。



オガタマノキ オガタマノキ
樹皮は暗褐色  2019年3月  亀岡市 花は葉腋につき 白色  2019年3月  亀岡市
オガタマノキの花 オガタマノキ
花弁状の花被片はふつう12個ある  2019年3月  亀岡市 花冠の基部と先端は紅紫色を帯びる  2019年3月  亀岡市
オガタマノキの花被片 オガタマノキの葉柄
花冠裂片は花弁のように散る  2019年3月  亀岡市 葉柄は有毛  2019年3月  亀岡市
オガタマノキの葉 オガタマノキの葉
葉の縁は大きく波打つ  2019年3月  亀岡市 葉の裏面は白緑色  2019年3月  亀岡市
オガタマノキ(動画)
2019年3月  亀岡市(池尻天満宮境内)
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