オドリコソウ
シソ科オドリコソウ属の多年草(学名:Lamium album var. barbatum) 全国に分布。山野の半日陰地に生え、地下を根茎が横走して、ふつう群生しています。茎は4稜形で断面は四角形。葉は十字対生し、長い葉柄があります。葉身は広卵形で先端は尖り、基部は心形。葉の縁は鋸歯縁です。葉の表面に白い毛が生え、裏面の脈の周辺も有毛です。花序は茎上部の葉腋にでき、淡紅色~白色の花を輪生状につけます。花の色は地域によって違いが見られ、京都府内のものは白色で淡く紅色を帯びています。花は唇形花で長さ3cm前後。上唇はヘルメット状で、下唇は小さく尖った側裂片とダラリと垂れた中央裂片で、中央裂片の先端はさらに2裂しています。雄しべ4個。葯は黒褐色。上唇の裏側に沿うようについています。果実は4分果。全国的に珍しい植物ではありませんが、口丹波地域ではあまり見かけません。 花期は4-6月頃。 |
群生するオドリコソウ 2023年4月 京丹波町 | 上部の葉腋に花序ができる 2023年4月 京丹波町 | ||
葉は十字対生 2023年4月 京丹波町 | 花は輪生状につく 2023年4月 京丹波町 | ||
花は唇形花 2023年4月 京丹波町 | 雄しべは4個 2023年4月 京丹波町 | ||
オドリコソウ(動画) | |||
2023年4月 京丹波町 | |||
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