ニョイスミレ

 スミレ科スミレ属の多年草(学名:Viola verecunda)

 日本各地の野山に自生するニョイスミレは、口丹波地域でも多く見られる。殆どの場合群生しているが、花が小さいせいであまり目立たない。ただ口丹波では淡紫色の花が多いスミレの中で、白い花をつけるニョイスミレは嬉しい存在だ。やや湿った場所を好み、水田の畦や溜め池の近くに多い。 別名ツボスミレ。
 有茎種のスミレ。葉は心形で両面無毛。花は白色が多く、側弁と唇弁に赤紫色の条が入っている。側弁の内側基部は有毛で柱頭は逆三角形。距は白色で太短い。花柄は無毛。変種にアギスミレヒメアギスミレがある。
 花の色が淡紫色のものをムラサキコマノツメ(f. violascens)、各花弁に紫条のない純白ののもをシラユキスミレ(f. candidissima)と呼んで、品種で分けることがある。


 花期は4月-6月頃。


ニョイスミレ ニョイスミレ
スミレの仲間では花は小さい   2014年5月  右京区京北 2014年5月  右京区京北
ニョイスミレ ニョイスミレ
側弁の内側基部に毛が生えている   2014年5月  右京区京北 距は白っぽく太短い   2014年5月  右京区京北
ニョイスミレ ニョイスミレ
葉の表面   2014年5月  右京区京北 葉の裏面は通常緑色が多い   2014年5月  右京区京北
ニョイスミレ ニョイスミレ
のびた茎   2014年5月  右京区京北 2011年4月  南丹市
ニョイスミレ ニョイスミレ
2011年4月  南丹市 2011年4月  南丹市
ニョイスミレ(動画)
2020年4月  (亀岡市)
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