ノダケ

 セリ科シシウド属の多年草(学名:Angelica decursiva)

 本州、四国、九州の湿った林縁などに生える本種は、大きくなると150cmほどにもなるセリの仲間。残念なことに私はまだ口丹波では出会ったことがない。しかし隣接する兵庫県篠山市にはあるので、おそらく南丹市か京丹波町あたりには自生地があるのではないかと思っている。
 瑞々しい緑の葉と清楚な白い花が多いセリ科植物の中で、ノダケは異彩を放っている。日当たりを好み、葉は互生し深く切れ込んだ羽状複葉の縁には細かく鋭い鋸歯があり、茎には褐色の部分が多く、何ともイカツイ姿をしている。枝先から複散形花序がのびて多数の小花をつけるあたりには、セリ科らしさが見られるのだが、花弁の色も濃紅紫色なのが本種の特徴になっている。


 花期は9月-11月頃。


ノダケ ノダケ
2012年10月  (篠山市) 2012年10月  (篠山市)
ノダケ ノダケ
2012年10月  (篠山市) 2012年10月  (篠山市)
ノダケ ノダケ
2012年10月  (篠山市) 2012年10月  (篠山市)
ノダケ ノダケ
2012年10月  (篠山市) 花にスズメバチがやってきた  2012年10月  (篠山市)
ノダケ(動画)
2018年10月  京丹波町
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