ノビル
ヒガンバナ科ネギ属の多年草(学名:Allium macrostemon) 全国の農地の畦や道端、溜池や河川の土手などに生える。地下の鱗茎から長さ20~30㎝の葉を出す。葉は線状で中空になっている。鱗茎は食べることができ、口丹波でも戦後の混乱期にはよく食べられていたと聞く。しかし古老たちにとってそれほど身近だった本種の花のことを聞くと、「知らない」という答えがよく返ってくる。 5月頃から花茎をのばし、茎の先に花序がつく。花茎は40~60㎝ほどのび、花序は小さい間は総苞に包まれているが、生長に伴ってはじけ、多くの場合中にはムカゴができている。地元の古老が花を知らないと言うのは、本種の多くが花をつけずに、ムカゴを作るためである。ムカゴの多くは親株の根元付近に落ちるため、本種は群生していることが多い。 花期は5月-6月頃。 |
2013年6月 亀岡市 | 2013年6月 亀岡市 |
2013年6月 亀岡市 | 2013年6月 亀岡市 |
2013年5月 南丹市 | 2013年5月 南丹市 |
2013年5月 南丹市 | 2013年5月 南丹市 |
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