ニワトコ

 レンプクソウ科ニワトコ属の落葉小高木(学名:Sambucus recemosa subsp. sieboldiana)

 本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林道沿いなどに生育している。幹はよく分枝し、樹高1~6mほど。枝は真っ直ぐのびずにくねるようにのびる。樹皮は古くなると黒灰色で、厚いコルク質がありひび割れが入る。枝は灰褐色で皮目があり、若い枝は緑色をしている。葉は対生し、奇数羽状複葉で長さは8~30cmほど。小葉は長楕円形で、長さは3~10cmほど。先端は鋭頭で縁には鋸歯がある。花序は3~10cmほどの円錐状で、黄緑色の小さな花が多数つく。果実は卵球形の核果で、夏に赤く熟す。植栽されることもあり、増殖は挿し木で容易。


 花期は3-5月頃。



ニワトコ ニワトコ
熟した果実  2016年5月 右京区京北 花序には多数の花がつく  2014年3月 植栽
ニワトコ ニワトコ
開花が近い花序  2014年3月 植栽 葉が展開を終える前に花序は成熟する  2014年3月 植栽
ニワトコ ニワトコ
芽出し  2014年2月 植栽 芽出し  2014年2月 植栽
ニワトコ ニワトコ
2013年4月 南丹市 比較的大きくなった木の枝につく花  2013年4月 南丹市
ニワトコ ニワトコ
芽出し  2013年2月 植栽 葉は奇数羽状複葉  2012年4月 右京区京北
ニワトコ ニワトコ
枝はよくしなる  2012年4月 右京区京北 雌しべの柱頭は紅紫色  2012年4月 右京区京北
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)





inserted by FC2 system