ニシキギ

 ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木(学名:Euonymus alatus)

 全国に分布。口丹波地域では主に山地の林縁に生えるが、品種のコマユミよりも少ない。樹高1~3mほどでよく分枝する。樹皮は灰褐色。若い枝は緑色で、稜があり、稜の上にコルク質で薄い板状の翼がつく。この翼がつかない品種をコマユミ(f. striatus)という。葉は対生し、葉身は2~7cmの倒卵形~長楕円形。鋸歯縁で先端は尖る。葉は両面とも無毛。秋に美しく紅葉するので庭木に利用されることが多い。葉腋から花序を出し、淡緑色の花を数個つける。花は直径6~8mmほどで目立たない。果実は蒴果。秋に熟してはじけ、オレンジ色の仮種皮に包まれた種子が出る。


 花期は5-6月頃。



ニシキギ ニシキギ
ツボミ  2017年5月 右京区京北 花  2017年5月 右京区京北
ニシキギ ニシキギ
林縁でスギに寄りかかるように生えていた  2016年11月 右京区京北 幹  2016年11月 右京区京北
ニシキギ ニシキギ
コルク質の翼ははがれて小さくなる 2016年11月 右京区京北 翼は板状  2016年11月 右京区京北
ニシキギ ニシキギ
上部の枝ほど翼が目立っていた  2016年11月 右京区京北 種子  2016年11月 右京区京北
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