ナルトサワギク

 キク科キオン属の1年草または多年草(学名:Senecio madagascariensis)

東アフリカ原産の帰化植物。徳島県鳴門市で最初に見つかったので和名に鳴門とついている。茎は多数分枝して直立し、高さ20~50㎝ほど。道端や空き地などに生えている。全体無毛で葉は互生。ふつう線状披針形~披針形で、基部はやや茎を抱く。しかし変異が大きく、葉身基部が葉柄状になったものや、縁が羽状に裂けるものもあるという。葉の先端は鋭頭で、縁には不揃いの鋸歯がある。頭花は茎や枝先につき、直径15~20㎜。色は黄色で筒状花の周囲に13個程度の舌状花がつく。総苞片は1列。果実は痩果で短い冠毛がある。花は一年中咲き、咲きながら結実するため繁殖力が非常に強く、「特定外来生物」に指定されている。下の画像のものは北摂地域(高槻市)の路傍と寺院の駐車場に生育していたもので、まだ京都府内では確認していないが、侵入してくるのは時間の問題だと感じる。


 花期は周年。



ナルトサワギク ナルトサワギクの花序
路傍の側溝で咲くナルトサワギク 2024年1月 高槻市 花は一年中咲く 2024年1月 高槻市
ナルトサワギクの花 ナルトサワギクの茎と葉
頭花 2024年1月 高槻市 葉は互生 2024年1月 高槻市
ナルトサワギク(動画)
2024年1月 高槻市
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