ムロウテンナンショウ

 サトイモ科テンナンショウ属の多年草(学名:Arisaema yamatense)

 愛知県、福井県と近畿地方に生えるマムシグサの仲間。近畿地方に多く、口丹波でも山地の湿った林下や林道脇で見られる。草丈20~80cmほど。葉は2個ついて、片方の葉は小型のものが多い。小葉は鳥足状につき、狭楕円形~線形をし、縁は全縁または鋸歯となる。仏炎苞は淡緑色で、舷部の先は短く尖り、筒部よりも短い。付属体は淡緑色で上部ほど細くなり、先端部分はやや膨れて色が少し濃くなっている。地中にイモ(球根)があるが、有毒植物で食べられない。雌雄異株。栄養状態で性転換をする。


 花期は4月-6月頃。


ムロウテンナンショウ ムロウテンナンショウ
2010年4月  南丹市 舷部は筒部より短い   2010年4月  南丹市
ムロウテンナンショウ ムロウテンナンショウ
付属帯の先端は緑色をしている   2010年4月  南丹市 2010年4月  南丹市
ムロウテンナンショウ(動画)
2018年4月・10月 南丹市
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