ムカゴニンジン

 セリ科ヌマゼリ属の多年草(学名:Sium ninsi)

 全国に分布。湿地に生え、地下に太い白色の根塊が数個ある。全体無毛。茎は細く中空、直立または斜上し、高さ30~100cmほどになる。葉は奇数羽状複葉で、茎下部の葉の側小葉は1~2対、上部では3出複葉となる。小葉はふつう線形で、縁には鋭い鋸歯がある。(散形)花序の総苞片や小総苞片は披針形。花は白色。花弁5個、雄しべ5個。花弁の先は内側に巻く。花期になると葉腋にムカゴをつけるのが大きな特徴。京都府RDBで準絶滅危惧種にランクされている。

 果期は8月-10月頃。


ムカゴニンジン ムカゴニンジン
山麓の湿った草地にて  2019年8月  京丹波町 華奢な草姿をしている  2019年8月  京丹波町
ムカゴニンジンの花序 ムカゴニンジンの花
散形花序に小さい花をつける  2019年8月  京丹波町 花弁の先は内側に巻く  2019年8月  京丹波町
ムカゴニンジンの茎 ムカゴニンジンのムカゴ
茎は中空 切ると白い液が出た  2019年8月  京丹波町 葉腋にできたムカゴ  2019年8月  京丹波町
ムカゴニンジン(動画)
2019年8月 京丹波町
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