モウセンゴケ

 モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草

 北海道、本州、四国、九州の貧栄養状態にある湿地に生える食虫植物の仲間。口丹波で私が知っている本種の自生地は2か所のみだが、そこでは狭い範囲に数百株が生えている。自生地は常に山から水が浸み出している斜面で、日当たりが良く、年に数度の草刈が行われるため背の高い草木はなく、本種の生育には格好の場所と言える。
 葉は放射状に斜上する。長い葉柄の先に円形の葉身があり、赤くて長い毛が生えている。毛の先から粘液を出し、小さな水滴がついているように見える。この粘液の香りでアリなど小さな昆虫を呼び寄せて捕食する。ただししょっちゅう昆虫を捕食しなければ生きていけないわけではないようだ。
 初夏から盛夏にかけて咲く花は白色で、この植物にしてみれば長い花茎をのばし、その先につける。


 花期は9月-10月頃。


モウセンゴケ モウセンゴケ
冬季はこのような姿で休眠する   2014年12月  右京区京北 果実の茎は積雪する頃まで残る   2014年12月  右京区京北
モウセンゴケ モウセンゴケ
2013年7月  植栽 2013年7月  植栽
モウセンゴケ モウセンゴケ
2013年6月  京丹波町 2013年6月  京丹波町
モウセンゴケ モウセンゴケ
2013年6月  京丹波町 2013年6月  京丹波町
モウセンゴケ(動画)
2018年2月~2018年7月  右京区京北・亀岡市
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