ミズユキノシタ
アカバナ科チョウジタデ属の多年草(学名:Ludwigia ovalis) 地上では地を這い、水中では直立して生長する水陸両性植物。互生する葉は冬季から初夏にかけては濃い褐色をしていることが多く、その後緑色に変わる。水辺の植物とは言え乾燥にもかなりの耐性を持っているようにも思える。 夏、葉腋に目立たない黄緑色の花を咲かせるが、ミズユキノシタの魅力はやはり褐色の葉にあると思う。特に水槽内では葉は薄く柔らかくなり、淡い褐色を見せてくれる。地上では非常に丈夫で増殖力も強く、自然下では群生している場合が多い。 管理人のミニ・ビオトープでは夏場の水温上昇を抑えるために、ミズユキノシタが水面一面を覆うように育成している。冬季は葉や茎の上に霜が降りたり、氷が張ったりしても枯れることはない。 本州、四国、九州に広く分布しているが、府県によっては絶滅の危機が増大しているところもあるようで、京都府では要注目種にランクされている。 帰化植物のセイヨウミズユキノシタは葉が対生しているので、すぐに見分けられるが、その葉はミズユキノシタの方が丸みがあり幅広のように思える。 花期は7月-10月頃。 |
花 2013年7月 植栽 | 花後 2013年7月 植栽 | ||
2013年6月 亀岡市 | 2013年6月 亀岡市 | ||
溜め池の水中でで春を迎えた本種 2013年3月 亀岡市 | 水面を氷が被っても元気な水中の本種 2013年2月 植栽 | ||
葡匐枝を伸ばして地面を覆っている 2012年8月 亀岡市 | 霜や氷によって赤味を増している 2011年1月 南丹市 | ||
ミズユキノシタ(動画) | |||
2017年7月 亀岡市ほか | |||
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