ミズタガラシ

 アブラナ科タネツケバナ属の多年草(学名:Cardamine lyrata)

 関東以西の本州、四国、九州の溜池や河川、ワンドの畔などに生える湿性植物。抽水状態でもよく育つ。
 葉は羽状複葉で互生し頂羽片だけが大きい。花茎は直立し、30~60㎝ほどの高さとなる。根元から長い匍匐茎(ランナー)をのばし、周囲にある背の低い植物に覆いかぶさり、また水面、水中にも進出する。茎には稜があり艶はなくガサガサした感触がする。花は花弁が4枚の十字花で色は白色。花の直径は1㎝ほどあり結構見応えがある。
 水中でも枯れずに生育するため、アクアリウムの水草レイアウト水槽に利用されることがある。本種はカーナミンという名称で観賞魚店などで販売されていることがある。
 京都府では近年、河川の開発などの影響で数が減少し、現在はレッドデータ・ブックの準絶滅危惧種のカテゴリーに入っている。


 花期は4月-6月頃。


ミズタガラシ ミズタガラシ
2013年6月  右京区京北 2013年6月  右京区京北
ミズタガラシ ミズタガラシ
2013年6月  右京区京北 2013年6月  右京区京北
ミズタガラシ ミズタガラシ
2013年6月  右京区京北 2013年6月  右京区京北
ミズタガラシ ミズタガラシ
2013年6月  右京区京北 2013年6月  右京区京北
ミズタガラシ
2012年8月  京丹波町
ふる里・口丹波の花と植物(トップページ)




inserted by FC2 system