ミヤマノコギリシダ

 イワデンダ科ノコギリシダ属の多年草

 常緑のシダ植物。関東・中越地方以西の本州、四国、九州に分布。口丹波地域では山地の林縁や林床に生育している。根茎は長く這ってまばらに葉を出す。葉柄基部の鱗片は狭披針形で色は暗褐色。葉は1回羽状複葉で、葉身は卵状三角形。葉の表面にはやや光沢がある。側羽片は羽状に浅裂~中裂し、先端は尾状にのびる。葉身下部の側羽片には柄があり、上部へいくと無柄となる。頂羽片は無い。ソーラス(胞子嚢群)は線形で、中肋と辺縁の中間につく。


ミヤマノコギリシダ ミヤマノコギリシダ
林縁の斜面に生えるミヤマノコギリシダ  2017年11月  南丹市 若い個体  2017年11月  南丹市
ミヤマノコギリシダの鱗片 ミヤマノコギリシダの最下羽片
葉柄の鱗片  2017年11月  南丹市 最下羽片 耳状突起は無い  2017年11月  南丹市
ミヤマノコギリシダ ミヤマノコギリシダのソーラス
葉身下部の羽片には顕著な柄がある  2017年11月  南丹市 ソーラスは線形  2017年11月  南丹市
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