ミヤマハハソ

 アワブキ科アワブキ属の落葉低木(学名:Meliosma tenuis)

 本州、四国、九州の山地に分布。口丹波地域では渓流沿いの斜面などに生育している。樹高は2~3mほど。樹皮は黒紫色で楕円形の皮目がある。よく分枝し、枝は垂れ下がるように広がる。葉は単葉で互生し、1cmほどの葉柄があり、葉身は倒卵形~倒卵状楕円形。縁に波状の洗い鋸歯があり、先端は尾状にのびて尖る。葉の両面に目立たない毛が生えている。葉がコナラ(ハハソ)に似ているところから名前が付けられた。花序は枝先に円錐状につき、淡黄緑色の小さな花を多数つける。花序は垂れ下がっているので、遠くから見ると小さなブドウの房のように見える。花の直径は4mmほど。果実は核果で、晩秋に熟して黒くなる。別名ミヤマホウソ。


 花期は6-7月頃。



ミヤマハハソ ミヤマハハソ
樹皮  2016年11月 右京区京北 熟した果実  2016年11月 右京区京北
ミヤマハハソ ミヤマハハソ
樹形  2013年7月 右京区京北 枝先に花序をつける  2013年6月 南丹市
ミヤマハハソ ミヤマハハソ
円錐花序につくツボミ  2013年6月 右京区京北 花の直径は4mm程度  2013年6月 右京京北
ミヤマハハソ ミヤマハハソ
葉の表面  2013年6月 右京区京北 葉の裏面 側脈は鋸歯先端に達し 刺状に飛び出る  2013年6月 右京区京北
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