ミヤマベニシダ

 オシダ科オシダ属の多年草

 北海道、本州、四国、九州の山地に分布し、京都府では中部以北で見られる夏緑性のシダ。根茎は太く、葉は株立ちする。葉柄は葉身よりも短く、基部に褐色の鱗片が多くつく。葉柄基部の鱗片は狭披針形でよく捩れ、縁は淡色。中軸の鱗片は線状披針形で色は淡褐色。葉身は2回羽状複葉で、羽片には短枝があり、先端は尖り下部は狭くならない。羽片の裂片は鈍頭~円頭で、先端が鋭く尖る鋸歯がある。ソーラス(胞子嚢群)は裂片の中肋寄りにつく。


ミヤマベニシダ ミヤマベニシダの鱗片
植林地の林床で群生するミヤマベニシダ  2016年5月  京都市左京区 葉柄基部には褐色で捩れた鱗片がつく  2016年5月  京都市左京区
ミヤマベニシダの葉柄基部の鱗片 ミヤマベニシダの葉身
葉柄基部の鱗片 縁は淡色  2016年5月  京都市左京区 葉身  2016年5月  京都市左京区
ミヤマベニシダのソーラス ミヤマベニシダの中軸の鱗片
若いソーラス 中肋寄りにつく  2016年5月  京都市左京区 中軸の鱗片  2016年5月  京都市左京区
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