ミカエリソウ
シソ科テンニンソウ属の落葉半低木(学名:Leucosceptrum stellipilum) 別名イトカケソウ。本州の中部地方以西から中国地方にかけて分布。口丹波地域では山地の林下や谷筋などの湿った日陰地で群生していることが多い。茎は木質化して、高さ50~100cmほど。茎の下部から上部にかけてよく分枝する。樹皮は下部で縦皺状の凹凸があり無毛。葉は対生し、広卵形~卵状楕円形で先端は尖り、縁には明瞭な鋸歯がある。葉の裏面には短い毛が生えていて、特に脈上で密生している。シカの忌避植物のようではあるが、花期の葉には昆虫による食痕が多い。秋に総状花序を枝先につくり、淡紅紫色の小さな唇形花を多数つける。花は1個の苞に3個包まれ、対生してつく。苞は開花時には脱落する。雄しべ4個と雌しべ1個は花から長く飛び出し、よく目立つ。 花期は9-10月頃。 |
ミカエリソウ 2015年9月 南丹市 | 葉の表面 2015年9月 植栽 | ||
葉の表面 2015年9月 植栽 | 葉の裏面 白い短毛が生えている 2015年9月 植栽 | ||
若い花序 2012年10月 植栽 | 苞の中に花が3個入り苞は十字対生してつく 2012年10月 植栽 | ||
花は下から咲き上がる 2012年10月 植栽 | 開花時の苞は反り返りすぐに脱落する 2014年9月 右京区京北 | ||
林縁に生えるミカエリソウ 2012年10月 南丹市 | 花 2012年10月 南丹市 | ||
ミカエリソウ(動画) | |||
2021年10月 (右京区京北) | |||
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