ミカヅキグサ

 カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の多年草(学名:Rhynchospora alba)

 北海道、本州、九州に分布。高層湿原に生育する植物で、京都府では2002年以降の調査で初めて見つかり、その後数か所の生育地が報告されているとのこと。また京都府内のものは氷河期の遺存種と考えられている。茎は叢生して直立する。草丈20~50cmほど。葉は幅1mmほどで内側に巻き、茎よりも短い。茎頂に花序を形成し、色は白色。この白い小穂を三日月に例えて、このような素敵な名前が付けられた。花序は小穂が2~6個集まった小穂群が1~3個でできていて、小穂は1小花からなる。京都府レッドデータ・ブック2015では絶滅危惧種にランクされている。


 花期は7-9月頃。


ミカヅキグサ ミカヅキグサの花序
山間湿地に生えるミカヅキグサ  2018年8月 亀岡市 花序  2018年8月 亀岡市
ミカヅキグサ ミカヅキグサの茎
茎は叢生する  2018年8月 亀岡市 茎は直立する  2018年8月 亀岡市
ミカヅキグサの葉 ミカヅキグサ
葉はやや内側に巻く  2018年8月 亀岡市 草丈は30~50cmほど  2018年8月 亀岡市
ミカヅキグサ(動画)
2018年8月  亀岡市
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