ミチノクフクジュソウ

 キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草(学名:Adonis multiflora)

 本州と九州に分布。草丈は20㎝ほどになるが、4㎝ほどで開花する「春植物」。京都府内のフクジュソウはミチノクフクジュソウだと言われている。山地の落葉広葉樹林下やよく草刈が行われる草地に生育し、開花後に背が伸びて葉が広がる。茎は中空。茎頂に一花つける。葉は羽状に細かく裂け、ほとんど無毛。花の直径は3㎝ほど。萼片は5~7個。花弁は10~15個つき、花弁は鮮黄色。萼片は花弁より短くやや緑色。雄しべ、雌しべとも多数あり、果実は集合果。5月頃に熟す。茎や葉など地上部は初夏には枯れて翌春まで休眠する。京都府レッドデータ・ブック2015では絶滅寸前種にランクされている。また口丹波地域では見つかっていない。


 花期は3月-4月頃。


ミチノクフクジュソウ ミチノクフクジュソウ
花期は3~4月頃  2022年3月  (丹後地方) 花の色は鮮黄色  2022年3月  (丹後地方)

ミチノクフクジュソウ
ミチノクフクジュソウの葉
茎頂に花を1個つける  2022年3月  (丹後地方) 葉は羽状に細裂している  2022年3月  (丹後地方)
ミチノクフクジュソウ ミチノクフクジュソウの茎
開花後に背が伸びて展葉する  2022年3月  (丹後地方) 茎は中空  2022年3月  (丹後地方)
ミチノクフクジュソウの花 ミチノクフクジュソウの花
雄しべ多数 葯は黄色  2022年3月  (丹後地方) 雌しべも多数ある  2022年3月  (丹後地方)
ミチノクフクジュソウ(動画)
2022年3月  (丹後地方)
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