メリケンムグラ

 アカネ科オオフタバムグラ属の一年草(学名:Diodia virginiana)

 主に西日本に分布する北米原産の帰化植物。河川敷や溜池畔の水際や湿った場所に生育する。茎は下部で分枝して横に広がる。茎には4稜あり、稜には白色で下向きの毛が生えている。葉は無柄で対生し、縁に細かい刺状の鋸歯がある。花は白色で葉腋につき、筒状で花冠の先端は4裂する。花の筒部は細長く、花冠には白色の毛が生えている。

 下の画像のメリケンムグラは、増水時には年に数回水没するようなダム湖の畔で生育していた。水没してもしばらくは生きられ、種子が下流に流されることで分布範囲を広げているように思えた。


 花期は7-9月頃。


メリケンムグラの花 メリケンムグラの花
葉腋に長い筒状の花がつく  2017年8月 南丹市 花冠は4裂し 裂片はそり返る  2017年8月 南丹市
メリケンムグラの花 メリケンムグラの茎
花冠の内側に毛が生えている  2017年8月 南丹市 茎には4稜あり 稜上に毛が並ぶ  2017年8月 南丹市
メリケンムグラの茎 メリケンムグラの花
茎頂 葉は対生  2017年8月 南丹市 花  2017年8月 南丹市
メリケンムグラの葉 メリケンムグラの葉
葉の表面  2017年8月 南丹市 葉の裏面 表裏ほぼ同色  2017年8月 南丹市
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