メリケンガヤツリ

 カヤツリグサ科カヤツリグサ属の多年草(学名:Cyperus eragrostis)

 関東以西の本州、四国、九州に分布する熱帯アメリカ原産の帰化植物。外来生物法で要注意外来生物に指定されている。口丹波地域では陽当たり良い大河川の河川敷などで見られ、大雨の後などには急流が背丈以上に増水するような場所にも生えている。根茎は短く、茎は束生して草丈30~100cmほど。茎は無毛で断面は三角形をしている。葉は幅4~8mmほどで縁はザラつき、長いものでは茎とほぼ同長になる。苞葉は4~7個つき、うち数個は花序よりも遥かに長くなる。花序は数個~10個またはそれ以上つき、先端に多数の小穂が集まり球状になる。小穂は扁平。小花が2列に10対ほどつく。


 口丹波地域での花期は7-9月頃。


メリケンガヤツリ メリケンガヤツリ
河原に生えるメリケンガヤツリ  2015年8月  南丹市 茎の先端に花序をつくる  2015年8月  南丹市
メリケンガヤツリ メリケンガヤツリ
苞葉は4~7個つく  2015年8月  南丹市 小穂ごとに熟すタイミングが違っている  2015年8月  南丹市
メリケンガヤツリ メリケンガヤツリ
苞葉は花序より長いものが多い  2015年8月  南丹市 茎の断面は三角形  2015年8月  南丹市
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